プロフィール

村上智信(むらかみとものぶ)
村上とものぶ

昭和44年、築上町生まれ。(実家は法顕寺、めぐみ幼稚園)

【学 歴】

椎田小学校卒業、椎田中学校卒業
福岡県立京都高等学校卒業
横浜国立大学卒業
東京大学大学院修了

【職 歴】

経済産業省、資源エネルギー庁、科学技術庁、消費者庁、青森県庁、東北大学教授

【趣 味】

テニス、サッカー、息子たちと遊ぶこと

【座右の銘】

あきらめなければ、夢は叶う

【 夢 】

日本、地方に活力を取り戻すこと

【特 徴】

役人らしい硬さがなくフレンドリー。気軽に話しかける

地元で生まれ、地元に育てられた
幼稚園〜中学校

昭和44年10月、築上町にある法顕寺の住職の次男として生まれました。4人兄弟の3番目として、兄弟の中で揉まれ、よく兄弟げんかもしました。幼稚園の頃の私は気が強く、やんちゃな子供だったようです。家の壁一面に、クレヨンで絵を描いたことも…

地元の椎田小学校では、「周りに流されない」という特徴が現れ始めます。例えば、掃除の時間に皆が騒いでも、最後まで一人で掃除をやり遂げるような子供でした。

椎田中学校では、テニス部の活動を通じて、目上の人を敬うことを学びました。最近は体育会系の上下関係というのは流行らないのかもしれませんが、部活動で培った礼儀作法は、社会人になってから役に立ちました。

京都高校を卒業し、目指す大学を受験するも失敗し浪人生活に…。親に申し訳ない気持ちで、受験勉強の合間に、実家の家業を手伝いました。

日本を良くするために働きたい

1年の浪人生活を経て、横浜国立大学工学部に進学しました。90年代はじめはバブル景気の渦のなかで、大学生は遊ぶものだという風潮がありましたが、私は周りに流されず、勉強に打ち込みました。「卒業したら日本を良くするために働きたい」いう強い想いがあり、横浜国立大学でも東京大学大学院でも大学受験以上に勉強しただけでなく、深夜遅くまで研究したことを覚えています。

大学院修了の平成7年4月に、経済産業省(当時は通商産業省。行政職Ⅰ種)に就職し、晴れて社会人となりました。経済産業省には、経済活性化、産業振興、地域振興、エネルギー政策、通商交渉、安全行政など幅広い活躍の場があり、私は様々な部署の仕事を経験しました。多様な仕事に関わり広い視野を持てたことは、私にとってかけがえのない財産です。この経験は、私が政治の世界を志したきっかけでもあり、今後の活動においても必ず役に立つと確信しています。

大学〜社会人
世の中の動かし方を教えられた
経済産業省時代

経済産業省には、高学歴の方が多いのですが、高学歴だから仕事で成果を出せる訳ではありません。むしろ、誠実な人柄や真剣に難題に取り組む姿勢こそが仕事の成果に良い影響を与えます。仕事を通して難しいことにも真摯に向き合う姿勢が大切だと教えられました。人の意見に耳を傾け、難しい課題にも決して諦めずに向き合うことは、私の人生の教訓になっています。

世の中の問題を把握するために、経済産業省は、例えば、生活者、事業者、学者など様々な背景の方からたくさんの情報を集めています。多くの方から丁寧に話を聞いて、抱えている問題について何とか解決しようと誠実に考えます。このような取組を経て政策を立案し、実行します。これらの仕事は、地道な作業の積み重ねですが、困っている人を助けたいという熱意があれば、昼夜を忘れて働くことも苦になりません。そして、誠実に取り組んだ仕事は着実に成果に結びつきます。

前例のない制度をつくる

一例を紹介します。私が青森県庁に出向していた際、多くの事業者から「新しい商品開発を支援して欲しい」と切実に頼まれたのですが、当時の私の部署には、そのような補助金を組める予算がありませんでした。そこで「優れた新商品を県庁が率先して購入する制度」を立ち上げました。この制度により、例えば、新商品の建材を購入して、県庁の建物に使うことになります。事業者は、県庁へ納品して売り上げを伸ばせるだけでなく、「県庁への納品実績がある」とセールストークに使うことができます。地方自治体では、企業への補助金が限られているのですが、この制度によって、多くの企業を支援できるようになりました。

経済産業省時代
自ら提案して成果に繋げた仕事

中央官庁では、組織として取り組む仕事が 多く、そのような仕事に真摯に取り組むことは大事ですが、日本を良くするために、自らのアイデアで新しい施策を提案していくことは私の生き甲斐です。提案が必ずしも通るわけではありませんが、自ら提案して成果に結びつけた仕事も多くあります。ほんの一例ですが、私が立ち上げたプロジェクトの中のいくつかを以下にご紹介します。

製鉄企画室 (鉄鋼業を振興する部署)

自動車のリサイクルが始まる頃でしたが、自動車を溶かして鉄を造る電炉メーカーは、モーターなどの銅の混入を嫌がって、積極的ではありませんでした。そこ で、自動車に銅部品がどれくらい含まれているか、どのように銅部品を除けるのかを調査して、取引に使える業界標準を作りました。

青森県庁新産業創造課 (ベンチャーを興す部署)

総合商社と連携して、地元の新商品や農産品を発掘し、実際に販売しました。地元企業のために、県庁の取り組みを紹介するメールマガジンも発行しました。

電力安全課 (電気工事の安全を守る部署)

電気工事による事故を防ぐため、電気工事士でなければ出来ない電気工事が法律で定められています。このような電気工事とされているエアコンの取り付けは、昔と違い簡単な工事(プラモデルを作るくらい)になっていたので、規制を緩和しました。

日本の経済産業を担う中央官庁の一員として、数多くの方から現場の声を聞き、数多くの課題解決に携わってきました。
政治と経済は深く結びついています。日本経済と、より一層の地域の発展に向けて、私の経験のすべてを活かし尽力することを約束いたします。

【学歴詳細】●S51-57:椎田町立椎田小学校●S57-60:椎田町立椎田中学校●S60-63:福岡県立京都高等学校●H1-5:横浜国立大学 工学部 物質工学科●H5-7:東京大学大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻【職歴詳細】●H7.4:通商産業省入省 通商政策局 総務課●H8.5:資源エネルギー庁 石炭部炭業課●H9.10:資源エネルギー庁 省エネルギー対策課 係長●H10.6:科学技術庁 原子力調査室 専門職●H13.1:経済産業省 製造産業局 鉄鋼課 製造産業専門官●H14.7:同省 同局 同課 課長補佐●H16.6:青森県 商工労働部 新産業創造課 課長●H18.7:原子力安全保安院 電力安全課 課長補佐●H20.4:経済産業省 立地環境整備課 課長補佐●H20.8:内閣官房 行政支出総点検会議担当室 参事官補佐●H21.4:経済産業省 製品安全課 課長補佐●H21.9:消費者庁 消費者安全課 課長補佐●H23.7:経済産業省 商務情報政策局 医療福祉機器産業室長●H24.3:内閣府 原子力災害対策本部 原子力被災者生活支援チーム●H25.6:東北大学 未来科学技術共同研究センター 副センター長 教授●H27.5:経済産業省 商務情報政策局 情報プロジェクト室長●H28.4:経済産業省を辞職